モーツァルトのように歌の中で遊べる人は天才だと思います。
ここで言う遊びとは、 コンピューターのプログラムに例えるなら、
LET n = 0
FOR i = 1 TO 10
LET n = n + i
NEXT i
とか、
LET n = 0
LET i = 1
DO WHILE i =< 10
LET n = n + i
LET i = i + 1
LOOP
のように、 1段ずつ階段を移動しながら同じ操作を繰り返すという意味です。
私が若い頃に流行ったシンガーソングライターの曲の中にも、 遊びのあるものがあります。 それは、 さだまさしの 「 関白宣言 」 と 荒井由美の 「 あの日にかえりたい 」 です。 「 関白宣言 」 は 「 お前を嫁に ・ ・ ・ 」 の歌い出しの部分に、 「 あの日にかえりたい 」 は 冒頭の 「 ダーバダバラバラーバダー ・ ・ ・ 」 の部分に、 遊びがあります。 「 関白宣言 」 は弱起の4拍子の曲で、
3.5 拍目 から歌い出して、 次々の小節の頭の音が、 シ ド レ ミ ファ ミ レ ド と動いていきます。 「 あの日にかえりたい 」 は セブンスコード ( ドミソシ など ) が多用されていて当時魅力的な新感覚の曲でしたが、 冒頭は次のようなコード進行になっています。

途中の

を無視すると、 セブンスコードが

と1つずつ下がっていってるのがわかります。
< これらの曲のMMLファイル >
次のような、 ループになって段階的に少しずつ降りて行くメロディーがあります。

み

れ

ど

し

ら

そ

ら

し

ど

し

ら

そ

ふぁ

み

ふぁ

そ

ら

そ

ふぁ

み

れ

ど

れ

み

ふぁ

み

れ

ど

し

ら

し

ど

れ

ど

し

ら

そ

ふぁ

そ

ら

し

ら

そ

ふぁ

み

れ

み

ふぁ

そ

ふぁ

み

れ

ど

し

ど

れ

み

れ

ど

し

ら

そ

ら

し
このメロディーを3度上と3度下からサンドイッチにしてやると、 ループ的カノンができます。
そして、 最初の16個の音に次のような和音をつけてやります。
C G Am Em F C Dm G
C G Am Em F C Dm G
すると、 少々不協和音も登場しますが、 パッフェルベルのカノンのようになります。 次のMMLファイルを フリーのテキスト音楽 「 サクラ 」 で演奏してみてみてください。