戦艦大和の重さ
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2013.12.16


  水に浮かんだ物体が水に対して作用する重量(重量力) と その反作用としての水から物体に働く浮力 とは吊り合います。
  浮力の大きさは、 物体が水中に沈んでいる部分の体積に等しい体積の水の質量に重力加速度をかけたものに等しくなっています。
  水に浮かんだ物体が水に対して作用する重量力は、 地球が物質に作用している重力に等しくなっています。 そして重力の大きさは、 物質の質量に重力加速度をかけたものに等しくなっています。
  したがって、 物質の質量は、 物質が沈んでいる部分の体積に等しい体積の水の質量に等しくなっています。

  というわけで、 水で満タンにしたプールに艦船を浮かべて、 溢れ出た水の体積を調べると、 艦船の質量がわかります。 このようにして艦船の質量を求めますので、 艦船の質量は「 排水量 」と言われます。 戦艦大和は、 およそ40×260メートルで、 満載排水量はおよそ73000トンだったそうです。 満載とは艦船に 燃料、人員、弾薬、食糧等を100% 搭載した場合という意味です。

  以上のような知識は、 第2次世界大戦中に日本最大の軍港 兼 戦艦造船所であった広島県呉市にある「 大和ミュージアム 」で学ぶことができます。 そこでは、 巡順に沿って短いビデオを見ながらアヘン戦争以後の日本の戦争の歴史の要点を学ぶことができます。 また、 自爆突撃潜水艦や大和と共に沈んだ兵士の手紙も見ることができます。「 大和ミュージアム 」は、 松山港へ渡るフェリー乗り場のすぐ隣にあります。 原爆ドームは胸が苦しくて再来したくないという人も、「 大和ミュージアム 」と「 宮島 」の1泊2日の旅はお勧めです。 宮島では、 平清盛に由来する厳島神社の隣の高台にある、 豊臣秀吉が戦死した兵士を供養するために作った豊国神社へも是非お寄りください。

       海行かば   水漬(みづ)(かばね)
       山行かば   草生(くさむ)(かばね)

       大君(おおきみ)の    ()にこそ死なめ
       かへり見はせじ