民間銀行による信用創造
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2025.06.05
銀行融資を受けると、その銀行の口座預金の預金額がマイナスとなって、預金通貨が減少するのでマネーストック( 通貨量 )が減少すると思ったら、とんでもない、反対にマネーストックは増大するというのです。民間銀行は貸出によって信用創造するというのです。本当でしょうか?
私はA銀行から融資を受ける = A銀行は私に貸出をする
私はA銀行の口座に 100 万円の預金があります。私がA銀行から 1000 万円の融資を受けると、A銀行は金銭消費貸与契約証書 ( 借用書 ) を2通作って、その1通を私に渡して、私の銀行口座にお金を振り込んでくれます。すると私の預金額は 1100 万円になります。−900 万円ではありません。借用書を交渉カードとして通貨が生まれたのです。民間銀行は信用創造をしているのです、通貨を創造しているのは日銀だけではないのです。民間銀行の信用創造はマネタリーベース( 現金通貨と日銀当座預金の総計 )を増やすものではありませんが、マネーストック ( 現金通貨と預金通貨の総計 ) を増やします。もし私が銀行の借金を返済すれば、借用書は消滅しますが、同時にその分だけ通貨量が減少します。