光の色の合成 と 顔料の色の合成
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2021.07.25____

 ここに登場してくる色の合成は、すべて 1:1 の比で混合した場合です。

 赤い光 と 緑色の光 を混ぜると、黄色い光になりますが、赤い絵の具 と 緑色の絵の具 を混ぜるとグレイがかった茶色 ( 雀色 ) になります。雀色は色相では赤と朱色の間になり、ほとんど緑色の影響のない赤色系の色なのです。なぜなのでしょうか?

 理論上の光の色の3原色の合成は現実的でいいのですが、理論上の物の色の3原色の合成は現実的ではないのでいいとは思いません

   理論上の光の色の3原色: 赤色光( #ff0000 )  緑色光( #00ff00 )  青色光( #0000ff

   理論上の物の色の3原色: イエロー( #ffff00 )  シアン( #00ffff )  マゼンダ( #ff00ff

理論上の光の色の3原色の合成は次のようになります。

   #ff0000 + #00ff00 = #ffff00(イエロー光)

   #00ff00 + #0000ff = #00ffff(シアン光)

   #0000ff + #ff0000 = #ff00ff(マゼンダ光)

   #ff0000 + #00ff00 + #0000ff = #ffffff(白色光)


理論上の物の色の3原色の合成は次のようになります。

   #ffff00 + #00ffff = #00ff00(緑色)

   #00ffff + #ff00ff = #0000ff(青色)

   #ff00ff + #ffff00 = #ff0000(赤色)

   #ffff00 + #00ffff + #ff00ff = #000000(黒色)


 理論上の光の色の3原色を合成するときは、実際の光の色の合成と同様に RGB をそれぞれ加えますもし、どれかが ff を超えて x になる場合は RGB それぞれに ff / x をかけます。 一方、理論上の物の色の3原色を合成するときは、実際の物の色の合成とは異なり RGB をそれぞれ加えますもし、どれかが ff を超えて x になる場合は RGB それぞれから x−ff を引きます
 実際には、物の色を合成するときは RGB のそれぞれの平均をとりますしたがって、物の色の3原色の合成は次のようにすべきではないかと考えます。

私の提唱する理論上の物の色の3原色の合成: #ffff00 (イエロー)  #00ffff(シアン)  #ff00ff(マゼンダ)

   #ffff00 + #00ffff = #88ff88(ローングリーン色)

   #00ffff + #ff00ff = #8888ff(スレートブルー色)

   #ff00ff + #ffff00 = #ff8888(サーモンピンク色)

   #ffff00 + #00ffff + #ff00ff = #888888(灰色)


以上は理論的な光と物の3原色の合成についてでしたが、実際の色の合成について見てみましょう。

光の色 と 顔料の色 との比較:

   #ff0000(赤色光=理論上の物の赤色)   #d71d3b(顔料の赤色)

   #00ff00(緑色光=理論上の物の緑色)   #3baf75(顔料の緑色)

   #0000ff(青色光=理論上の物の青色)   #0070bd(顔料の青色)

   #ffff00(イエロー光=理論上の物のイエロー)   #fcd41b(顔料のイエロー)

   #00ffff(シアン光=理論上の物のシアン)   #00a3db(顔料のシアン)

   #ff00ff(マゼンダ光=理論上の物のマゼンダ)   #d7157e(顔料のマゼンダ)


実際に光の色を合成するときは RGB をそれぞれ加えます
 もし、どれかが ff を超えて x になる場合は RGB それぞれに ff / x をかけます 実際に物の色を合成するときは RGB のそれぞれの平均をとります