愛の泉
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2012.03.22


    苦しいとき 重い荷物を背負っているとき
    しばられた僕の心を 解いてくれるのは
    清らかな愛の泉 未知への憧れ
    それは夢だろうか

大学2年目の5月の夕方。 借りていた本を返すべく友達の下宿を訪れたが、 留守。
勝手に入ってゴメン。 そこで目にしたメモ。
彼が書いた詩であることはすぐにわかった。
それを盗んでゴメン。
試験が近づくと、 突然に何日も旅に出るやつだった。
そして、 いろんなことを僕に教えてくれる人生のよき先輩だった。

その後、 僕は、 次のような歌詞を付け加えて、 曲を付けた。 そしてひそかに歌った。
    五月 窓辺に片肘ついて 黄昏の風に吹かれる
    はるかな空 漂う雲 西に傾く金色のビーナス
    その輝きが なによりも素晴らしいとき

  金色の光は、 天然光( 白光 )から紫光&青光を6割ほど取り除き、 緑光を1割ほど取り除いたものである。 赤光と緑光が混じったイエロー光に近い光だ。 夕焼けになる前の西に傾く太陽は、 天然光の構成成分の1つである紫光や青光が大気中の分子によって散乱され、 我々の目に届くときには、 金色になっている。 一方、 銀色の光は、 天然光から紫光&青光を1割ほど取り除いたもので、 灰色光に近い光である。

  国家試験も、 2人で語呂合わせを作って覚え、 なんとか乗り切った。 その後、 彼は基礎医学の道に進んで教授となり、 今も後輩たちの総合的な医学教育に当たっている。 もう15年も会っていないが、 大学のホームページの中の写真を見るかぎりは、 当時のまんまである。

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