(1) 楕円の方程式
物理学で登場する楕円の代表は、 惑星の軌道です。
下図を見てください。 点
は、 2点
,
からの距離の和が
です。 点
に成り得るすべての
と
のペアで作られる集合をS とします。
軸 と
軸 からなる2次元平面グラフを使って集合Sを表したとき、 集合S は楕円になりますが、 それはどんな方程式で表わされるでしょうか?



以上が解答になります。
ここで、
と置きますと、 上の式は次のようになります。
この式が一般的な楕円の方程式です。 次のような
と
のペアたちがこの式を満たすことは明瞭です。
したがって、 この楕円は、 原点を中心とする、 長軸の長さが
で 短軸の長さが
の楕円であることが解ります。
つまり
は 「 楕円の焦点 」 と言われます。
(2) 放物線の方程式
物理学で登場する放物線の代表は、 一様な重力場において放り投げられた物質の軌道です。
下図を見てください。 点
は、 点
と 直線
からの距離が等しくなっています。 点
に成り得るすべてのと
と
のペアで作られる集合をT とします。
軸 と
軸 からなる2次元平面グラフを使って集合T を表したとき、 集合T は下に凸の放物線になりますが、 それはどんな方程式で表わされるでしょうか?

以上が解答になります。
この放物線は、 原点を通り、
軸に対して対称です。
は 「 放物線の焦点 」 と言われます。 ここで、 放物線上の点
の原点からの位置ベクトルを
倍にした位置ベクトルを有する点
について考えます。 点
が
の範囲で動いたときに、 点
はどのような軌跡を描くでしょうか?
とすると、
以上が解答です。
この式を見ますと、 点
が描く軌道は原点を通る下に凸の放物線であることが解ります。 このことから、 全ての放物線は相似形になっていることが解ります。
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