(1) 3色問題
( 問 題 )
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赤色の絵具が2個、 青色の絵具が3個、 白色の絵具が5個あります。 この中から無作為に絵具2個を取り出し 1:1 の割合で混ぜたときにできる色は次の4種類になります。
赤色系色 青色系色 紫色 白色
これらの色ができる確率を全て求めなさい。
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0.2 |
0.3 |
0.5 |
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0.2 |
0.04 |
0.06 |
0.1 |
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0.3 |
0.06 |
0.09 |
0.15 |
|
0.5 |
0.1 |
0.15 |
0.25 |
青色系色 : 0.09 + 0.15 + 0.15 = 0.39
紫 色 : 0.06 + 0.06 = 0.12
白 色 : 0.25
(2) 血液型の確率
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赤血球の表面にA抗原のみがあると血液型はA型、 B抗原のみがあるとB型、 両方の抗原があるとAB型、 両方の抗原がないとО型になります。 これから「 優性遺伝 」を理解しやすくするために、 赤血球の表面にA抗原のみを発現させる遺伝子を「 A遺伝子 」ということにしましょう。 また、 赤血球の表面にB抗原のみを発現させる遺伝子を「 B遺伝子 」ということにしましょう。 そして、 赤血球の表面にA抗原やB抗原を発現させることについて無頓着な遺伝子を「 О遺伝子 」ということにしましょう。 それらの遺伝子は第9染色体に存在します。 第9染色体は、 母親からもらった遺伝子と父親からもらった遺伝子とが1対になったものです。 AB型の人の第9染色体には「 A遺伝子 」と「 B遺伝子 」があり、 О型の人の第9染色体には「 О遺伝子 」が2つあります。 私の母親はA型で父親はB型です。 そして私と妹は共にО型です。 ということは、 母親の第9染色体には「 A遺伝子 」と「 О遺伝子 」があり、 父親の第9染色体には「 B遺伝子 」と「 О遺伝子 」があるということになります。
日本人の血液型は、 A型、 О型、 B型、 AB型 の順に多く、 その割合はおよそ 4:3:2:1 だそうです。 ではここで問題です。 A型とB型の両親からО型の子供が生まれてくる確率はいくらでしょうか?
( 解 答 )
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第9染色体の対になっている遺伝子のうち片方だけを取ったとき、「 A遺伝子 」が存在する確率を
とし、「 B遺伝子 」が存在する確率を
とします。 すると「 О遺伝子 」が存在する確率は 



になります。|
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A型 |
AB型 |
A型 |
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AB型 |
B型 |
B型 |
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A型 |
B型 |
О型 |


と
より
と
より
これらの
と
の値を
や
の左辺に当てはめてみると、 次のようになって整合性があることが解ります。
ここで、
〜
を次のように書き直しておきます。
母親がA型で父親がB型の場合、 次の4通りあります。
母親 「 A遺伝子 」 「 A遺伝子 」 × 父親 「 B遺伝子 」 「 B遺伝子 」
母親 「 A遺伝子 」 「 A遺伝子 」 × 父親 「 B遺伝子 」 「 О遺伝子 」
母親 「 A遺伝子 」 「 О遺伝子 」 × 父親 「 B遺伝子 」 「 B遺伝子 」
母親 「 A遺伝子 」 「 О遺伝子 」 × 父親 「 B遺伝子 」 「 О遺伝子 」ある母親を無作為に選んだときに、
母親 「 A遺伝子 」 「 A遺伝子 」 の確率 :

母親 「 A遺伝子 」 「 О遺伝子 」 の確率 :

ある父親を無作為に選んだときに、
父親 「 B遺伝子 」 「 B遺伝子 」 の確率 :

父親 「 B遺伝子 」 「 О遺伝子 」 の確率 :

〜
の場合、 子供がО型である確率は
です。
の場合、 子供がО型である確率は
です。A型の母親とB型の父親のカップルを無作為に選んだ時に
になっている確率は、 次の式から導くことができます。
したがって、 答えは次のようになります。

母親がB型で父親がA型の場合も同様ですので、 A型とB型の両親からО型の子供が生まれてくる確率は、 およそ 17% であることが解ります。
※ 参照:
ばいおりんの日常的物理学文集 > 数学と物理学 > 血液型クイズ
大学生のための数学 > その他の数学 > メンデルの遺伝学
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