十五夜お月さん かあさんに もいちど私は 逢いたいな
十五夜お月さん 作詞 野口雨情 作曲 本居宣長 ( 大正9年 ) より
「 十五夜 」とは、 新月( 月齢 0 日の月 )の日を1日目とした 15 日目の日の夜のことです。
昨夜はベランダに椅子を並べて妻と一緒に団子を食べながら「 中秋の名月 」 眺めました。 東の空にオレンジ色ではなく金色に輝く月でした。 近くに火星も見えました。 でも、ちょっとおかしかったのです。「 中秋の名月 」は満月になる1日前の月だったのです。
「 中秋の名月 」は、 空気の澄んだ秋の最中に見られる綺麗な十五夜お月さんです。
「 中秋とは、 秋分直前の新月の日を1日目とした 15 日目の日のことである。」と定義されています。 今年は、 秋分は9月22日、 直前の新月の日は9月17日ですので、 9月17日から 14 日後 の 10 月1日が中秋となります。
「 新月の日 」とは、「 真の新月 」( 私の造語で、 地球から見て月が太陽の方向と同じになる瞬間の月のこと )が現れる日のことです。
「 満月の日 」とは、「 真の満月 」( 私の造語で、 地球から見て月が太陽の方向と真反対になる瞬間の月のこと ) が現れる日のことです。
「 真の新月 」から「 真の満月 」までは平均 約 14.8 日 です。 月の公転軌道は楕円形なので、「 真の新月 」から「 真の満月 」までの期間は一定ではなく、 13.9 日 〜 15.6 日 と幅があります。 したがって、 満月になるための必要条件は、 月齢が 13.9 日 〜 15.6 日 の範囲内であることです。 月齢 14.8 日 の月のことを「 真の満月 」というのではありません。
「 真の新月 」から「 真の満月 」までの期間が平均の 14 日間 + 19.2 時間 の場合について3つのケースを比較してみましょう。
2日の3時に「 真の新月 」となるとき
「 新月の日 」は2日です。 十五夜は 2+15−1 より 16 日の夜です。
「 満月の日 」は、 次の式より、 16 日になります。
2日の3時 +( 14 日間 + 19.2 時間 ) =→ 16 日の 22.2 時
晴れていたら、 16 日の 19 時頃 〜 17 日の 5時頃 に満月を見ることができます。
2日の 10 時に「 真の新月 」となるとき
「 新月の日 」は2日です。 十五夜は 2+15−1 より 16 日の夜です。
「 満月の日 」は、 次の式より、 17 日になります。
2日の 10 時 +( 14 日間 + 19.2 時間 ) =→ 16 日の 29.2 時 =→ 17 日の 5.2 時
晴れていたら、 16 日の 19 時頃 〜 17 日の 5時頃 に満月を見ることができます。
2日の 22 時に「 真の新月 」となるとき
「 新月の日 」は2日です。 十五夜は 2+15−1 より 16 日の夜です。
「 満月の日 」は、 次の式より、 17 日になります。
2日の22時 +( 14 日間 + 19.2 時間 ) =→ 16 日の 41.2 時 =→ 17 日の 17.2 時
晴れていたら、 17 日の 19 時頃 〜 18 日の 5時頃 に満月を見ることができます。
このことより、「 真の新月 」から「 真の満月 」までの期間が 14 日ちょうど からズレていると、 十五夜 と 満月の日の夜 とが1日ズレてしまうことだってあることが分かります。 また、「 真の満月 」を過ぎた満月は、 観察可能な 19 時頃 から 翌日の 5時頃 にかけても少しずつ欠けていっているということにも言及しておきたいと思います。
今日は昨日と同じくらいの時刻にベランダから東の空低くオレンジ色に輝く大きな満月を見ることができました。 南の空には明るく輝く木星も見えてます。 人間にとっての満月は月齢にして ±16 時間程の許容範囲があるでしょう。 人にとっての空間距離は縮まり月も悲哀なく輝くようになりましたが、 それでも親子が逢えないのは、 時の流れのせい? それとも、 人の心の距離?