その証明は、 次の図になります。
PB を底辺とする正三角形の頂点を
P'とします。 三角形
A'BP' は、 三角形
ABP を点
Bを中心に反時計回りに60度回転したものです。 折れ線分
CPP'A' の長さが点
Pからそれぞれの頂点への距離の合計になっています。 点
Pを線分
A'C 上を少し点
C側に移動させて、 折れ線分
CPP'A' が線分
A'C になるようにすれば、 その長さが最短になります。じゃあ、どこまで移動させればいいのか? それは次の図を見れば分かります。 点
A'' は
AC を底辺とする正三角形の頂点です。

このとき、 ∠
BPC = ∠
APC = ∠
APB = 120度 になっています。
この点
P をフェルマー点と言います。
3つの半直線の端点をそれぞれの角度が120度になるようにして点P で重ねます。 それぞれの半直線上に任意に点A、 点B、 点C をとり、 それらを結んで三角形を作ります。 すると、 点P は三角形の中にあって

を最短にする点になっています。 点P は発見者にちなんでフェルマー点と言われますが、 そうなる理由を証明します。

を 点B を中心にして反時計回りに60
° 回転させたのが、

です。

ですから、

です。

なので、

は一直線上にあります。
また、

の位置は点P の位置に関係なく決まりますので、 点P の位置に関係なく

の長さは一定です。

が最短になるのは、

が線分

上にあるときです。

が線分

上に存在するためには、

でなければなりません。 したがって、 図の場合が

が最短になっていることが解ります。