(1) 7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余る数
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7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余る数は、 63の倍数から4を引いた数です。 なぜなのでしょうか?
7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余る数は、 7で割ると−4余り、 かつ、 9で割ると−4余る数です。 7で割ると−4余り、 かつ 、 9で割ると−4余る数から4を引いた数は、 7でも9でも割り切ることができます。 7でも9でも割り切ることができる数は、 7と9の公倍数です。 63は7と9の最小公倍数です。 したがって、 63の倍数から4を引いた数は、 7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余ります。

以上の表現の方法では、 最後のところが少々理解しづらいのではないかと思います。 そこで、 論理学的な表現に変換してみます。
ある数が7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余るための必要十分条件は、
その数が7で割ると−4余り、 かつ、 9で割ると−4余ることです。
そのための必要十分条件は、
その数から4を引いた数が、 7でも9でも割り切ることができることです。
そのための必要十分条件は、
その数から4を引いた数が、 7と9の最小公倍数で割り切ることができることです。
そのための必要十分条件は、
その数から4を引いた数が、 63で割り切ることができることです。
以上より、 次のことが言えます。
ある数が7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余るための必要十分条件は、
その数から4を引いた数が、 63で割りきることができることです。
ということはつまり、
7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余る数は、 63の倍数から4を引いた数であるということです。
次の十進BASIC のプログラムは、 7で割ると3余り、 かつ、 9で割ると5余る数 をいろんな方法で求めます。
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3で割ると2余り、 かつ、 5で割ると3余る数は、 15の倍数から7を引いた数です。 なぜなのでしょうか?
3で割ると2余る数 に7を加えた数: 3n+2+7 =→ 3(n+3) ← 3で割り切れる
5で割ると3余る数 に7を加えた数: 5m+3+7 =→ 5(m+2) ← 5で割り切れる
したがって、3と5の最小公倍数である15の倍数から7を引いた数は、3で割ると2余り、 かつ、 5で割ると3余る。
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