まだあるフィボナッチ数列の性質
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2021.11.18


 フィボナッチ数列: f (n)   f 2(n) + f 2(n+1) = f (2n+1) の証明

 まず、次の式を証明します。
   f (m+n) = f (m−1) f (n) + f (m) f (n+1)  ( ただし m > 1 )  ・・・ @

 n = 1 のとき、
   f (m+1) = f (m−1) + f (m)
        = f (m−1) f (1) + f (m) f (2)  ・・・ A
   よって、@ は成り立つ。

 n = 2 のとき、
   f (m+2) = f (m) + f (m+1)
        = f (m) + f (m−1) + f (m)
        = f (m−1) + 2 f (m)
        = f (m−1) f (2) + f (m) f (3)  ・・・ B
   よって、@ は成り立つ。

 一般に n = k のとき、@ が成り立つと仮定する。つまり、次の式が成り立つとする。
   f (m+k) = f (m−1) f (k) + f (m)  f (k+1)  ・・・ C
 一般に n = k+1 のとき、@ が成り立つと仮定する。つまり、次の式が成り立つとする。
    f (m+k+1) = f (m−1) f (k+1) + f (m) f (k+2)  ・・・ D

 すると、 n = k+2 のとき、
    f (m+k+2) = f (m+k+1) + f (m+k)
         = ( f (m−1) f (k) + f (m) f (k+1) ) + ( f (m−1) f (k+1) + f (m) f (k+2) )
         = f (m−1) ( f (k+1) + f (k) ) + f (m) ( f (k+2) + f (k+1) )
         = f (m−1) f (k+2) + f (m) f (k+3)
   というわけで、式@ が成り立つことがわかった。

 AとBより、 n = 1 のとき と n = 2 のとき、式@ が成り立つことがわかっている。
  n = 1 のとき 式@ が成り立つのだから、 n = 3 のときも 式@ が成り立つ。
  n = 2 のとき 式@ が成り立つのだから、 n = 4 のときも 式@ が成り立つ。
  n = 3 のとき 式@ が成り立つのだから、 n = 5 のときも 式@ が成り立つ。
  n = 4 のとき 式@ が成り立つのだから、 n = 6 のときも 式@ が成り立つ。
 同様にして、式@ はすべての n について成り立つことが分かる。
 こうして、式@ は証明された。

 次に、式@ に m = a+1 n = a を代入します。すると、次のようになります。
   f (2a+1) = f (a) f (a) + f (a+1) f (a+1)
        = f 2(a) + f 2(a+1)
                     ( 証明終わり )