流れ星
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2012.12.13


  子供の頃、 友達とアパートの屋上に寝転んで、 流れ星を見ようとしたことがあります。 生温かい夜でよく晴れていたのですが、 北の空の山極が時々ピカピカッと明るくなって、 雲内放電だとは思うのですが、 ギャオスでも現れるんじゃないかと不気味だったことを覚えています。 その時に流れ星を見た記憶はありませんので、 流星群を期待しての科学的な観察じゃなかったものと思います。

  太陽の周囲を楕円軌道を描いて公転する小天体のうち、 主に氷や塵などでできている星は、 太陽に近づくと、 太陽から放出されるエネルギーによって、 その表面が蒸発しガスが発生します。 すると、 そのガスと表面の塵の一部が太陽風に吹き飛ばされて、 太陽と反対側に尾を形成します。 このような星は地球からは「 ほうき星 」として見え、「 彗星 」と言われます。 彗星がばら撒いて太陽風にあおられた塵たちは、「 塵も積もれば山となる。」で、 次第に彗星の公転軌道周辺の領域の全ての部分に散在するようになり、 彗星の太陽に対する速さとほぼ同じ速さで彗星と同じ方向に公転します。 塵の大きさは数ミリから数センチ程度だそうで、 その塵の川は「 ダストストリーム 」と言われます。 ダストストリームの中には隕石になるような大きさの塵は存在しません。 ダストストリームが地球の公転軌道上にある場合は、 地球がそこに突入するときに塵が地球の大気圏に突入します。 すると、 大気との摩擦によって温度が上昇し、 燃え尽きてしまいます。 これが流星( 流れ星 )です。

                            

 今夜は晴れていれば ふたご座流星群 が見えるそうです。 肉眼では1晩で50個くらい見えるそうです。 このネーミングの由来は、 流れ星の軌道が一点に集中する「 放射点 」が ふたご座 の辺りにあるからです。