3つの封筒のパラドックス
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2021.08.12____

 3枚の封筒があってそれらにはお金が入っています。その金額は 1 : 2 : 3 になっています。A君とB君の2人がいて、順番に封筒を1枚ずつ取ります。そしてそれぞれ封筒の中のお金を get することができます。そこで先に封筒を選んだA君は次のように考え後悔しました。  実は、A君の考え方は間違いであって、後から封筒を選ぶB君が get できる金額の期待値は、 { ( x+2x+3x ) − 2x } ÷ 2 =→ 2x (円) であるので、A君が get できる金額の期待値と同じであって、先に封筒を選ぼうが後から封筒を選ぼうが2人は平等なのです。A君はどこで間違ったのでしょうか?


 それはパターン分類がおかしかったのです。次のように修正すると良くなります。
   パターン1: x 円  x  x  → B君が get できる金額の期待値 = 5/2 x
   パターン2: x  2x 円  x  → B君が get できる金額の期待値 = 2x
   パターン3: x  x  3x 円  → B君が get できる金額の期待値 = 3/2 x

3パターンは同様に確からしいので、B君が get することができる金額の期待値は次のようになります。
   ( 5/2 x+2x+3/2 x ) × 1/3 =→ 2x (円)