掛け合わせた数の余り
数理論 へ戻る
大学生のための数学 へ戻る
2018.06.10


  n で割ると a 余る数 と n で割ると b 余る数 とを掛け合わせた数を n で割った余りは、 a×b を n で割った余りに等しい。
    ( nc + a )( nd + b ) =→ ncd + n( ad + bc )+ ab

  上記の定理を利用して、 例えば 379 × 617 =→ 233843 という計算が間違っている可能性が極めて低いことを簡単に確かめることができます。

まず、 5 で割った余りです。
    379 は 5 で割ると 4 余ります。
    617 は 5 で割ると 2 余ります。
    4×2 =→ 8 は 5 で割ると 3 余ります。
    233843 は 5 で割ると 3 余ります。
    OKです。

次に、 9 で割った余りです。
    379 : 3+7+9 =→ 19 =→ 9×2 + 1
    617 : 6+1+7 =→ 14 =→ 9×1 + 5
    1×5 =→ 5 は 9 で割ると 5 余ります。
    233843 : 2+3+3+8+4+3 =→ 23 =→ 9×2 + 5
    OKです。

これで上記の計算は間違っている可能性が極めて低いことが判りました。