いきつけの温泉が今日一日の営業を開始しました。 まだ暗い朝5時です。 今年の冬は例年に比べて暖かです。 南西の空には案外と高い所に満月が輝いています。( 冬期は満月の月の入りは遅いのです。) 南東の空の比較的低い所には明けの明星、 つまり、−4等級の金星が見えます。
金星は地球の内側を公転していますので、 深夜の空には現れず、 宵は太陽に近い西側に、 明け方は太陽に近い東側に、 その姿を現すのです。 天体望遠鏡で毎周金星を観察しますと、 大きさが変化し満ち欠けしているのが分かります。 それについては、 県立ぐんま天文台 や 国立天文台 のホームページをご覧ください。 なお、 地球との会合周期 ( 最接近の周期 )は 584 日です。
http://www.astron.pref.gunma.jp/flash/venus2.html
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/mars-approach.html

金星のやや下方にもう一つ明るい星が見えます。 −2等級の木星です。 見かけの大きさは金星が木星のおよそ4倍ほど大きいです。
※ 金星 : 半径 6052 km 公転半径の地球との差 4160 万 km
木星 : 半径 71492 km 公転半径の地球との差 62870 万 km
6052 ÷ 4160 万 ≒ 1.455 × 104
71492 ÷ 62870 万 ≒ 1.137 × 104
上記の見かけの大きさの計算からすると、 地球に最接近したときの大きさで言えば、 金星は木星の 1.3 倍ほど大きく見えます。 ただし、 金星は地球の内側を公転していますので、 最接近したときには太陽の近くにあるため見えません。 次に金星と木星が接近するのは 11月下旬の夕方の南西の空ということです。
このよく目立つ2つの明るい星のやや西の方で、 小さな少し赤みがかった星がまたたいています。 さそり座のアンタレスです。 さそり座は7月から8月ごろの20時くらいに同じような位置にいます。
たとえば 24 時 に南中する恒星( 大みそかのシリウスなど )は、 1 か月後には 22 時 に南中し、 2か月後には 20 時 に南中し、 3か月後には 18 時 に南中し、 ・ ・ ・ ・ ・ というふうにして、 1 年後には再び 24 時 に南中するようになります。

図の中心は太陽です。
図でいうと、地球は太陽の回りを反時計回りに公転しています。
地球が見込む太陽と恒星との角は1か月間で 30° ずつ変化します。
30° × 12 = 360° です。
15° / 1 時間 × 24 時間 = 360° です。
30° は 2 時間に相当します。
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