【 問 題 1 】
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数珠があります。白玉 2n 個、黒玉 2m 個 が無作為に円状に並べられています。うまく2か所で切断すると、白玉 n 個、黒玉 m 個 ずつの均等な2つに分割することができることを証明してください。

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最初の持ち点を k 点 とします。
白玉を通過すると m 点 もらえ、黒玉を通過すると n 点 失うとします。
任意に選んだ隣り合う2個の玉の間を出発点とします。
そこから、π / (n+m) ラジアン ずつ反時計回りに数珠の円周上を移動していきます。
n+m 回 移動すると反対側に至り、2n+2m 回 移動すると元の場所に戻ります。
1周して元の場所に戻ったときには、持ち点は最初の k 点 に戻っています。
x 回移動したときの持ち点を R(x) とします。
F(x) = R(x) − R(x+n+m) とします。
F(0) = R(0) − R(n+m)
F(n+m) = R(n+m) − R(2n+2m) =→ R(n+m) − R(0) =→ −F(0) ・・・ @
F(x+1) − F(x) = 0 または n+m または −(n+m)
→ よって、x = 0 から x を1つずつ増やしていったとき、
F(x) の値の符号が変わるときには必ず 0 を挟みます。 ・・・ A
F(n+m) = 0 のとき、
R(0) = R(n+m) → これは、出発点とその円周上の反対の点を結ぶ直線で切断すると、
白玉 n 個、黒玉 m 個 ずつの均等な2つに分割されることを表します。
F(n+m) ≠ 0 のとき、
@ と A より、F(0) と F(n+m) との間に、F(α) = 0 を満たす自然数 α が存在します。
F(α) = R(α) − R(α+n+m) = 0
よって、R(α) = R(α+n+m)
これは、円周上を出発点から α π / (n+m) ラジアン 反時計回りに回転した場所 と α π / (n+m) + π ラジアン 反時計回りに回転した場所 とを結ぶ直線で切断すると、白玉 n 個、黒玉 m 個 ずつの均等な2つに分割されることを表します。
というわけで、「白玉 2n 個、黒玉 2m 個 が無作為に並べられた数珠をどこかの直径で2分割すると、白玉 n 個、黒玉 m 個 ずつの均等な2つに分割することができる。」ということが証明されました。
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白玉 2n 個、黒玉 2m 個 が無作為に1列 に並べられています。その中の区間には 白玉 n 個、黒玉 m 個 となる部分が必ずあることを証明してください。

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列の両端を合わせて円にして、問題1を証明すればよいのです。

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