同じ面の月
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2021.04.10____
月はいつも同じ面を地球に向けています。その理由は、月が静止していて地球が自転しているからではありません。月は地球の周りを公転していますが、それと同時に公転と同じ向きに同じ速さで自転しています。そのため月はいつも同じ面を地球に向けているのです。
地球が自転していることが分かったのは、太陽と月と惑星の動きを無視して恒星の動きだけに注目すると、それらは北極星や南極星を中心にして1日1自転しているということからでした。当時はそれでも地球は静止しているという意見が強かったようですが。
これに対して、当時の月だけを専門に解析している人はこう反論したかもしれません。「月だけは静止していて、地球は自転していて、他の星や太陽は動いているのだ。」
なぜ私がこんなことを申すのかというと、それは、「もし、月が地球の周りを公転しているならば、月はいつも同じ面を地球に向けることはないはずだ。」と月の専門家は考えるだろうと思うからです。「月の自転と公転の角速度が一致することは確率0に近いので、月が地球の周りを公転している確率は0に近い。」と考えると思うのです。だから、「月が静止していて、地球が自転しているのだ。」と考えるのが普通だと思うのです。
木星や土星の衛星でも、自転と公転の角速度の一致するものがあるそうで、月がたまたまではありません。自転と公転の角度速が一致する理由は、次のように考えられているようですが、まだまだ研究の余地がありそうです。ちなみに、私のアイディアは、衛星の誕生に遡って考える必要があるのでは? です。
衛星に対する惑星の引力で衛星は楕円球に変形する。元は衛星の自転は公転よりも角速度が大きい。楕円球の自転には惑星の引力によってブレーキがかかる。自転と公転の角速度の一致するところで落ち着く。