【 問 題 】
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大きな円の中に2つの図形がある。
大きな円の円周上に2点EとFを取り、この2点を結ぶ線分EFを描くとき、この線分は2つの図形の面積をそれぞれに2等分する。
そういった線分が必ず存在することを証明せよ。

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上図のように、
直径AB と 円の中心を通るベクトルCD を描く。
線分EFはベクトルCDに垂直であるとする。
CDベクトルの直径ABに対する偏角を θ ラジアン とする。
OPの長さ( 方向を持たせる )を x とする。( CDベクトルの方向を正とする )

0 ≦ θ ≦ π の範囲で θ を変化させたとき、( 上図は θ = 0 の場合 ) 図形 @ を2等分するCDベクトルに垂直な線分の原点からの距離 P1(θ) と 図形 A を2等分するCDベクトルに垂直な線分の原点からの距離 P2(θ) との関係について考える。
F(θ) = P1(θ) − P2(θ) という連続関数を考える。
F(0) = P1(0) − P2(0)
F(π) = P1(π) − P2(π) =→ −P1(0) + P2(0) =→ −F(0)
F(π) = 0 のとき、
P1(0) = P2(0) → これは、直線ABに垂直なある線分が2つの図形の面積をそれぞれに2等分することを意味している。
F(π) ≠ 0 のとき、
中間値の定理より、0 < α < π の範囲で、F(α) = 0 を満たす α が存在する。
F(α) = P1(α) − P2(α) = 0
よって、 P1(α) = P2(α)
これは、CDベクトルの偏角が α ラジアン のときに CDベクトルに垂直なある線分が2つの図形の面積をそれぞれに2等分すことを意味している。
というわけで、「大きな円の円周上に2点EとFを取り、この2点を結ぶ線分EFを描くとき、この線分は2つの図形の面積をそれぞれに2等分する。そういった線分が必ず存在する。」ということが証明された。
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