オリオン座
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2011.12.28


  今夜は忙しく、 11時になってやっと夜間救急外来が一段落しました。 今年もあと僅かです。 病院建て替え中にて仮設の当直室に向かうと、 外は冷たく、 空には所々に低い雲が流れています。 澄んだ空の中、 オリオン座がひときわ目立ちます。 そばには高く昇るという青白い冬の満月があります。「 オリオンは高く歌い、 露と霜とを落とす。」と宮沢賢治は歌いました。 オリオン座は冬の星座の代表です。 ギリシャ神話では、 オリオンは海の神ポセイドンの息子で、 体格のいい美男の狩人です。「 俺がすべての獣を射とめてやる。」と驕り高ぶったばかりに、 神々の怒りにふれ、 大きな蠍を遣わされその毒で殺されてしまいます。 星になった彼は、 今でも蠍を恐れて同じ空には現れないようにしているとのことです。

  太陽からすると夏の星座の代表である蠍座は、 オリオン座とは真反対の方向にあります。 それも永遠の昔からです。 ということは、 太陽は、 オリオン座や蠍座を構成する星たちに対して相対的に移動していると思うのですが、 その移動範囲の距離は、 太陽からそれらの星までの距離に比べると限りなくゼロに近いということです。

  当直室はあったかです。 朝から仕事をしています。 明日も夕方まで仕事をします。 では、 これから仮眠をとります。 1時間眠れるかな。 おやすみなさい。

                                        
( おことわり )
  この作文には創作されたウソがあります。 それは、 オリオン座は満月の夜には空が明るすぎて肉眼では見えないのです。 2011.12.28 は満月でしたので、 見えないオリオン座を想像して書いたものだったのです。