何も反応しないのは、まだ分らないままでいる証拠
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2021.10.07_____
CさんはA君とB君をテーブルに着かせた後、 2人に モンブランケーキ1個 と チーズケーキ2個 を見せ、 「 今からあなたたちの前に1個ずつケーキを置きます。 ただし、 その前にアイマスクとヘッドホーンをつけてもらいます。」 と言って、 さっさと半強制的にそうした。 そうして、 彼らの前にケーキを置き別の部屋に移動した。
その部屋からは2人の姿は見えるが、 その部屋の音は2人には聞こえない。 そこには マイクA、 マイクB、 マイクC が置かれており、 マイクAに向かってしゃべるとその声はA君だけに伝わり、マイクBに向かってしゃべるとその声はB君だけに伝わり、 マイクCに向かってしゃべるとその声は2人に伝わるようになっている。
Cさんは早速マイクCに向かってこうしゃべった。
「 自分の前に置かれたケーキがどちらのケーキなのか100%確信でき次第手を挙げてください。 先に手を挙げて、 かつ、 確信に至るまでの考え方が正しかった人にそのケーキを差し上げます。」
続けて、 CさんはマイクBに向かってこうしゃべった。
「 A君の前には○○ケーキを置いたわよ。」
その直後に、 CさんはマイクCに向かってこうしゃべった。
「 今、 B君にはA君の前に置いてあるケーキがどちらのケーキなのか伝えたわ。 これから、 どちらかが手を挙げるまで見守るね。 そしてどちらかが手を挙げたらすぐに教えるからね。 では、 ここからゲームスタートよ。」
B君はA君の前に置かれたケーキがどちらのケーキなのか知っているのだから、 A君の前に置かれたケーキがモンブランケーキだった場合は、 B君がチーズケーキをいただくことになるということはすぐに解かりますが、 A君の前に置かれたケーキがチーズケーキであった場合はどうでしょか?
その場合は、 A君がチーズケーキをいただくことになります。 なぜなら、 A君はこう考えるからです。 「 もし自分の前に置いてあるケーキがモンブランケーキだった場合は、 B君は即座に自分の前に置いてあるケーキがチーズケーキであることを確信するはずだ。 なのに、 B君は未だに自分の前のケーキがどちらなのか分らないままでいる。 ということは、 私の前に置いてあるケーキはチーズケーキなのだ。 だから、 B君の前に置いてあるケーキはモンブランケーキとチーズケーキが 2分の1 の確率ずつであり、 B君はどちらのケーキなのか確信できないのだ。」