父が子供の頃、 日食のときに木漏れ日が地面に反射した姿がいっせいに三日月形になっているのを見て、 恐怖にかられた思い出があるそうです。 普通は木漏れ日が地面に反射した姿は円形です。 それは、 ピンホールカメラで太陽を写すのと同じしくみだからです。 ピンホールカメラの映像は上下左右とも反転しています。 太陽を直接見るのは危険ですから、 ピンホールカメラの原理を利用して、 画用紙に縫い針で小さな穴をあけ、 その画用紙の影を別の平行に置いた画用紙に映して観察します。 太陽めがね ( 日食グラス ) を用いてもかまいません。

ピンホールカメラの原理は、 レンズカメラの原理とは異なります。 ピンホールカメラは、 実像と映像( 虚像 )がただ1本の直線で結ばれるだけです。 したがって、 レンズカメラに比べて像が非常に暗いのです。
3年前の7月の皆既日食の日は、 雨のち晴れの天気予報でした。 1時間前になっても厚い雲に覆われたままで一向に晴れそうにありません。 そこで西に向かって車を走らせました。 岬のメロディーラインを走ります。 曇っていましたからわかりにくかったのですが、 急に景色が静まってなんとなく心細くなってきたのです。 急いで車を走らせると、 道端の売店の駐車場が見えてきましたので、 そこに車を止めました。 すると見えたのです。 それもちょうどいいほど雲がかかっていますので肉眼で見えます。 もうすぐ太陽の中にスッポリと月が入る所でした 。皆既日食が終わりに近づくと景色が明るくなって、 先ほどの静けさの
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