冬至の日の出が最も遅くない理由
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2024.12.21
日の出から南中までの時間が最も短いのは冬至なのですが、1年間で日の出時刻が最も遅いのは1月初旬です。その理由は、南中時刻の年内変動によります。南中時刻の遅さと太陽の南中高度の低さが日の出時刻の遅さの程度を大きくします。この2つの要因の合計が最も大きくなるのが1月初旬なのです。
南中時刻は、11/1 頃が最も早く、2/1 頃が最も遅くて、約30分間の差があります。南中時刻が平均に近くなるのは、4/15 頃、6/15 頃、9/1 頃、12/25 頃 です。
※ 参照:
天文学と物理学 > 夕方は比較的明るくなってきたものの
大学生のための数学 > 天文学 > 変動する太陽の南中時刻
ちなみに、日の入りが最も早くなるのは、冬至ではなく12月初旬になります。
冬至には、京都は札幌よりほんの少し日の出が早くなります。その理由は、緯度の差によります。日本では冬場には、経度の大きさと緯度の小ささが日の出時刻の早さの程度を大きくします。冬至にはこの2つの要因の合計が京都のほうが札幌よりも大きくなるのです。