鶴亀算は案外難しい
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2020.11.03____

小学高学年で習う「鶴亀算」は、初等代数学を多用している人には案外難しいものです。
「 鶴と亀が全部で100匹います。足の数を数えたら全部で248本でした。鶴と亀は何匹ずついるでしょう?」
代数学を用いてやってみます。 鶴が x 匹、 亀が y 匹 いるとします。
   xy = 100   ・・・・
  2 x + 4 y = 248   ・・・・
以上の連立1次方程式を解いていきます。
より、 x + 2 y = 124  ・・・・
から  を辺々引いて、 y = 24  ・・・・
 に代入して、 x = 76
こうして答えが求まります。

代数を使わなくとも、鶴亀算を簡単に解くことができます。それは鶴亀算を「案山子人算」に翻訳すればいいのです。
鶴の足は2本、亀の足は4本、案山子の足は1本、人の足は2本 です。ですから、鶴亀算を「案山子人算」に翻訳するには足の数を2で割ればいいのです。
「 案山子と人が全部で100人います。足の数を数えたら全部で124本でした。案山子と人は何人ずついるでしょう?」
鶴亀算を「案山子人算」に翻訳すると、鶴は案山子になり亀は人になります。
人の足の1本を案山子の足に変えます。すると、案山子の足は全部で100本になり、人の足は全部で24本になります。
これから、人は24人いることがすぐにわかります。ということは、案山子は76人いるということです。
案山子と人を鶴と亀に変換すると、鶴は76匹 亀は24匹 ということになります。