(1) はじめに
移調 は 全体の音程を一様に上げたり下げたりすることで、 変調 は 長調 と 短調 の間の変換である、 ということにしましょう。
長調 T の和音 ( ドミソ ) の真ん中の音は ミ
長調 W の和音 ( ファラド ) の真ん中の音は ラ
長調 X の和音 ( ソシレ ) の真ん中の音は シ
短調 T の和音 ( ラドミ ) の真ん中の音は ド
短調 W の和音 ( レファラ ) の真ん中の音は ファ
短調 X の和音 ( ミソシ ) の真ん中の音は ソ
(2) ハ長調 → ハ短調
-
ミラシ に全部 ♭ を付けます。
そして、 階名を2つ下げます。 例えば、 ド → ラ ソ → ミ
楽譜を見ると分かりますが、 ハ長調 はどの音にも ♯ や ♭ は付いておらず、 ハ短調 は E と A と B の音 ( ハ長調の音階で言うと ミ と ラ と シ の音で、 ハ短調の音階で言うと ド と ファ と ソ の音 ) に ♭ が付いています。 ♭ を付けるということは、振動数を 24/25 倍 にすることです。
* 24/25 倍 の理由については、 次の論文をご覧下さい。
音楽と物理学 > シャープ と フラット の 音程の違い
長調音階 ドレミファソラシド の振動数比は、 次のようになっています。
24 : 27 : 30 : 32 : 36 : 40 : 45 : 48
ミラシ に全部 ♭ を付けると、 次のようになります。
24 : 27 : 28.8 : 32 : 36 : 38.4 : 43.2 : 48
この比は、 次のようになります。
120 : 135 : 144 : 160 : 180 : 192 : 216 : 240
これは 短調音階 ラシドレミファソラ の振動数比です。
(3) ニ短調 → ニ長調
-
ドファソ に全部 ♯ を付けます。
そして 、階名を2つ上げます。 例えば、 ラ → ド ミ → ソ
楽譜を見ると分かりますが、 ニ短調 は B の音 ( 二短調の音階で言うと ファ の音で、 二長調の音階で言うと ラ の音 ) に ♭ が付いています。 ニ長調は F と C の音 ( 二短調の音階で言うと ド と ソ の音で、 二長調の音階で言うと ミ と シ の音 ) に ♯ が付いて、 B の音には ♯ も ♭ も付いていません。 ♯ を付けるということは、 振動数を 25/24 倍 にすることです。
短調音階 ラシドレミファソラ の振動数比は、 次のようになっています。
120 : 135 : 144 : 160 : 180 : 192 : 216 : 240
ドファソ に全部 ♯ を付けると、 次のようになります。
120 : 135 : 150 : 160 : 180 : 200 : 225 : 240
この比は、 次のようになります。
24 : 27 : 30 : 32 : 36 : 40 : 45 : 48
これは 長調音階 ドレミファソラシド の振動数比です。
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