次の4つのベクトルがあります。

ベクトルの x 座標値は、 ベクトルの x 軸方向の大きさを表し、 y 座標値は y 軸の方向の大きさを表します。
と
とを一組にして、 次の行列を作ります。 私はこれを 「 ベクペア 」 と言っています。
この行列は、
と
の起点を重ねたときに、 この2つのベクトルを2つの辺とする平行四辺形を表しているとイメージしてください。 この平行四辺形の面積は、 次の行列式で与えられます。
と
のベクペアは、 ベクトルに対して写像を行う演算子として働きます。 例えば、
と
は一組になって、
に対して変換作用をします。 次のようにです。

の変換に関して、
と
の x 座標値は x 軸を担当しますが、 その働きかける対象は、
は
の x 座標値であり、
は
の y 座標値です。 また、
と
の y 座標値は y 軸を担当しますが、 その働きかける対象は、
は
の x 座標値であり、
は
の y 座標値です。
と
のベクペアは、 一気に2つのベクトル
と
を変換することができます。 次のようにです。
そういう意味では、 ベクペアはベクペアを変換する演算子ということができます。
さて、



したがって、

そういうわけで、 変換後のベクペアが作る平行四辺形の面積は、 演算対象のベクペアが作る平行四辺形の面積 に 演算子のベクペアが作る平行四辺形の面積 をかけたものに等しいことが解りました。
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