平行移動テンソル
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2023.07.12


 3次元座標系の z=1 の平面上で考えます。点A ( x, y, 1 ) を x 軸方向に p 移動させ、かつ、y 軸方向に q 移動させるという写像は、点Aをベクトル() ( p, q , 0 ) の方向にベクトルと同じ大きだけ平行移動させるということです。

 この写像を行列を用いて表すと、次のようになります。
    
 次の行列を「平行移動テンソル」と言うことにしましょう。テンソルとはベクトルの写像を担う演算子のことです。
    
 点Aの位置ベクトルは ( x, y, 1 ) で表されます。ただし、点Aが占める座標との混乱を避けるため、位置ベクトルは縦書きで記されることが多いです。
 上記のベクトル写像によって 点A ( x, y, 1 ) は 点A’( x’, y’, 1 ) に移されます。そして、x’と x の関係と y’と y の関係は、それぞれ次のようになっています。