1mm × 1m の長方形が1000個あります。 1mm毎に目盛りが付けられています。
それらをすべてすきまなく敷き詰めて 1m × 1m の正方形を作ります。
下から n 個目の長方形の左から m 個目の目盛りを
で表します。すると、
の
に対する位置ベクトルは
で表されます。この 1m × 1m の正方形に 「 剪断ひずみ 」 を与え、 1つ上の長方形が1つ下の長方形よりも1mmだけ右にずれるようにすると、 マクロ的に下図のような平行四辺形になります。

このとき位置ベクトル
はどのようなベクトルに変形されるのか考えてみましょう。まず、
で表される位置ベクトルは、
で表される位置ベクトルのままです。次に、
で表される位置ベクトルは、
で表されるベクトルになります。その次に、
で表される位置ベクトルは、
で表されるベクトルになります。要するに、
という変換になっています。 これをテンソルを使って表現すると、 次のようになります。
このベクトル写像においては、 大きさが1の固有ベクトルと固有値は、 次のようになります。
固有ベクトル( 1,0 ) 固有値 1
テンソルの表現行列は
ですので、 これを 十進BASIC > 十進BASIC_行列 > 固有ベクトルを求める の中のプログラムを使って確かめると、 間違いありませんでした。
線形代数学 へ戻る