
を

と表すことにします。

という表現行列を持つ演算テンソル[ ST ]が持つ2つの大きさが 1 の固有ベクトル( 固有値 λ
1 に対応する

と 固有値 λ
2 に対応する

)を新たな基底とする座標変換( 一般的には直交座標系から斜交座標系への変換となる )を「 対角化 」といい、 新しい座標系を「 固有空間 」といいます。

と

のベクペアを P とします。
固有空間では( ST )が( ST )' になっているとすると、 次の式たちが成り立ちます。
( ST )' = P
−1( ST )P
そこで、 Pを「 対角化テンソル 」と言うことにしましょう。
固有空間では

が

になっているとします。

固有空間では

は

が張る直線への
射影行列であり、

は

が張る直線への
射影行列です。

( ST )' = P
−1( ST )P より、 ( ST )= P( ST )'P
−1 だから、

P
1 と P
2 を「 射影行列のペア 」ということにしましょう。
( ST )を

の右辺のような形で表すことを「
行列のスペクトル分解 」と言います。
では、 これまでに述べたことを具体的な例で示してみましょう。



したがって、 固有値 λ1 に対応する大きさ 1 の固有ベクトル
は次のようになります。


したがって、固有値 λ2 に対応する大きさ 1 の固有ベクトル
は次のようになります。

と
のベクペアを P とします。




P1 と P2 は「 射影行列のペア 」です。
したがって、

は次のように表すことができることが分かりました。