射影行列とは
線形代数学 へ戻る
大学生のための数学 へ戻る
2020.06.28____


      

原点を通る2つの直交する直線があります。 その方程式は以下のごとくです。
   
  ベクトル を入力すると の への射影ベクトルを出力してくれる演算テンソルを P とし、 を入力すると への射影ベクトルを出力してくれる演算テンソルを Q とします。
   

       参考 :
          

演算テンソル P の表現行列( P )は、 のベクペアで表されますので、 次のようになります。
   
演算テンソル Q の表現行列( Q )は、 のベクペアで表されますので、 次のようになります。
   

  演算テンソル P と Q を「 射影テンソル 」と言うことにしましょう。 これらの表現行列は「 射影行列 」と言われます。 そして、 射影行列の定義は次のようになっています。
   「 射影行列とは、 2乗しても自分自身に等しい行列のことである。
         * 直交座標系では射影行列は対称行列になっています。

  射影テンソル P と Q は密接な関係になっていますから、 それらの表現行列のペアを「 射影行列のペア 」と言うことにしましょう。

< 射影行列のペアの性質 >

   P+Q = E ( E は単位行列 )

   
   

   
   
   QP = 0 の意味は、「 あるベクトルを直線 に対して射影したものを 直線 に対して射影すると0ベクトルになる。」ということです。