論理学の考え方
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2011.11.23


 (1) 命題の集合論的表現

    「 吾輩は猫である。」    「 吾輩は動物である。」
    「 私は子である。」    「 私は親である。」
    「 私は5千円以上携帯していない。」    「 私はタクシーで帰らない。」
    「 のとき が成り立つ。」
    「 ある を満足する。」
    「 すべての実数は2乗すると0以上になる。」
    「 2点を通る直線は1つある。」

  このような文章を「 命題 」と言います。 命題とは「 ある要素はある集合に属するのか属さないのかを問う文章 」、 または、「 ある集合が別の集合に含まれているのかいないのかを問う文章 」、 または、「 ある集合が全体集合や空集合であるのかないのかを問う文章 」であると、 私は思います。 ただし、 集合とは、「 美しいもの 」とか「 強いもの 」とかいう主観的なものではないものです。 自然科学では「 客観性 」と「 実証性 」が求められるのですから。

この考え方に沿って、 命題を次のように書き変えてみます。

   「 吾輩は、 猫という集合に属する。」    「 吾輩は、 動物という集合に属する。」
   「 私は、 子という集合に属する。」   「 私は、 親という集合に属する。」
   「 私は、 5千円以上携帯している人で構成される集合に属さない。」
   「 私は、 タクシーで帰る人で構成される集合に属さない。」
   「 は、 に代入すると を満足する数で構成される集合に属する。」
   「 に代入すると を満足する数で構成される集合は、 空集合ではない。」
   「 全体集合を実数とすると、 2乗すると0以上になる数で構成される集合は、全体集合である。」
   「 2点を通る直線は、 世界に1つだけ存在する物という集合に属する。」



(2) 要素単独命題の真偽 (3) 要素単独命題の「 否定 」

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