(9) これまでのまとめ


    


このとき、 は、 それぞれ次のように表されます。

   


  ローレンツ変換 や 逆ローレンツ変換は、 同一物質の時空間移動についての座標変換です。 したがって、 ローレンツ変換 や 逆ローレンツ変換は、 との対応 や との対応 のことではなくて、 それぞれについての、 直交座標表示 と 斜交座標表示との対応です。 ローレンツ変換や逆ローレンツ変換で特に注目すべきは、 この3つのベクトルのうち です。 なぜなら、 固有時間が だからです。

空間座標値の2乗 と 時間座標値の2乗 との差は、 斜交座標表示と直交座標表示で等しくなっています。 しかし、 空間座標値の2乗 と 時間座標値の2乗 との和は、 斜交座標表示のほうが直交座標表示に比べて必ずしも 倍大きくなっているわけではありません。

  ローレンツ変換 や 逆ローレンツ変換は、 時空原点を共有する2人の観察者の、 空間を一定の速度で移動している1つの物質に対する観察内容を比較したものではありません。 ローレンツ変換 や 逆ローレンツ変換は、 1人の観察者の、 空間を一定の速度で移動している1つの物質に対する 「 第3者的な主観的観察 ( ニュートン力学的観察 )」 と 「 当事者時な客観的観察 ( 相対論的観察 )」 とを比較したものです。 この 「 第3者的な主観的観察 ( ニュートン力学的観察 )」 と 「 当事者時な客観的観察 ( 相対論的観察 )」 との比較では、 時空原点を通過する物質については、 ニュートン力学では存在しない時刻のズレが生じ、 また、 時空原点を通過しない物質については、 その上に、 「 第3者的な主観的観察 ( ニュートン力学的観察 )」 の 「 基本的な第3者的な主観的観察 ( 純粋なニュートン力学的観察 ) 」 と 「 応用的な第3者的な主観的観察 ( 矯正されたニュートン力学的観察 )」 への分裂が生じます。





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