(4) 量場的テンソルの正体
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単位ベクトルで作られるベクトリオ( つまり基底のこと )どうしのテンソル積を考えます。 それは次のように表すことができます。 これを、「 量場的骨格テンソル 」と言うことにします。



さて、 任意のベクトルは、「 ベクトリオ 」にベクトル化テンソル
を作用させて作ることができます。 例えば次のようなものです。

これと似たことが、 量場的テンソルについても言えます。 ここに、 次のような表現行列を持つテンソル
があります。 これを「 量場的肉付けテンソル 」と言うことにします。

「 量場的骨格テンソル 」に「 量場的肉付けテンソル 」を作用させると、 さまざまな量場的テンソル
ができます。


でも、「 これで量場的テンソルの正体がわかった。」と思うのは、 まだ早すぎます。
さて、 量場的テンソルには、 混合テンソル表示、 共変テンソル表示、 反変テンソル表示 の3通りがあります。
ちなみに、 量場的ベクトルには、 共変ベクトル表示 と 反変ベクトル表示 の2通りがありました。 その表示の変換に関係する式たちを記載しておきます。





これらの式のうち、次の3つを抜き出します。



この3つの式から、 基底の変換をするテンソルの表現行列 と 成分の変換をするテンソルの表現行列 は、 逆行列になっていることがわかります。
また、 この3つの式をもっと具体的に表すと、 次のようになります。



さて、 ベクトル空間の 共変基底 と 反変基底 を意識して、 次のように「 量場的骨格テンソル 」を3種類作ります。



これから、 この3種類の「 量場的骨格テンソル 」の関係を調べてみます。











同様にして、 次の2つの式を得ます。


これらの4つの式たちは、 整合性があります。
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